【飛騨高山・春のパンめぐり⑤】TRAIN BLEU(トラン・ブルー)
高山には地元民に愛される老舗から注目の新規店まで、個性もいろいろ、魅力的なパン屋さんがたくさんあります。
【飛騨高山・春のパンめぐり】と銘打って、飛騨高山のパン屋さんを不定期更新でご紹介していきます。
☆関連リンク:【飛騨高山・春のパンめぐり④】nonaca bakery(ノナカベーカリー)
最終回となる今回は、職場の偉い人に「高山でパン屋特集をするなら行くべし!」とおすすめされた「TRAIN BLEU(トラン・ブルー)」さんに伺いました。
トランブルーさんは、高山グリーンホテルから徒歩で約11分の距離。地元でおなじみ、ピュア高山さんの近くにあります。
人気のひみつは生地へのこだわり
週末になると整理券が配られ、行列ができるパン屋さんとしても有名なトランブルーさん。
実は、高山グリーンホテル内の洋食レストラン「グリーンコート」の一部や、ウェディングのお料理で、トランブルーさんのパンを使用させていただいています!
この日、取材に伺ったのはオープン時間の10:00頃。
1日に約2,000個ものパンを焼くこともある厨房では、冷蔵庫から次々にパン生地が取り出され、どんどんパンが成形されていきます。
▼店主の成瀬 正さん。積みあがった生地はどんどんパンの形に!
人気のクロワッサン生地の仕込みは、前日から。
スタッフの方の働き方も考慮しながら、パンの種類によっては、前々日から冷蔵庫で寝かせておくものもあるそう。
実はこれが、生地のおいしさのひみつ。
冷蔵庫で生地を寝かせることによって、生地に含まれる酵素のはたらきをあえて止めるのです。
そうすることによって、パンの甘みや旨味成分がより増し、おいしいパンができます。
▼美しい形にパンを成形する手技の正確さと素早さに驚く。
何層にも折り込んだ生地が美味しいと評判のクロワッサンやデニッシュの人気のひみつは、何よりも生地へのこだわりなんですね。
お客様との交流を大切に
以前は、お客様自らトングでパンを選んでレジでお会計をするスタイルだったトランブルーさん。
コロナ禍をきっかけに、ショーケースからパンを選んでお店の方が取ってくれるスタイルに変わりました。
▼ずらっと並ぶきれいなパン達。見ているだけでも心が躍るショーケースでした。
販売スタイルを変更したことで、衛生面での懸念が減っただけでなく、売り場でのお客様との会話の機会が増えたそう。
パン職人さんが、売り場に立たれることもあるそうで、作り手の方から直接お話が伺える機会は、お買い物する側としてもうれしいですね!
歴史と建物へのこだわり
成瀬さんは、地元で学校給食や購買のパンとしてもおなじみの「なるせパン」も経営されています。
創業は大正元年。当初は八軒町の陣屋裏にあった「なるせパン」。
その工場が手狭となったことから、昭和40年頃に現在の場所に移転。
その後、4代目店主である正さんが、工場横の現在の場所にトランブルーを設立されたのが、今から35年前の平成元年のことです。
▼まるで『世界名作劇場』に出てきそうなおしゃれな外観。
年月を経ても美しく見えるようにと、ヨーロッパをイメージして建てたレンガ風建物は、当時としては目新しく、建物自体の写真を撮りに訪れる人もいたほど。
▼木彫りのため、経年劣化することもあり、現在のもので3代目の看板。
「N」の文字がフランス国旗の色になっている印象的なデザインの看板は、成瀬さん自らデザインしたもの。
一目見て「可愛らしい」「きれい」「美味しそう」と思えるパンが多いトランブルーさんですが、お店の外観や内装、看板デザインにも成瀬さんのセンスが反映されています。
▼ブログ担当が一目で「食べたい…」と思ったのは、3種のチーズバゲット!
こだわりぬいたフルーツを使用!
旬を味わえるデニッシュ
パンの造形においても、大きさや見た目については、心を配っているそう。
小さすぎても大きすぎても、ダメ。ちょうどいい大きさやフォルムにこだわってパンを作っていらっしゃいます。
▼見た目もかわいい季節限定のイチゴのデニッシュ「フレーズ」
要冷蔵のデニッシュは、季節に合わせて種類も産地もさまざまなフルーツを使用。
さらに、収穫時期によって変わるフルーツの味に合わせて、クリームの味も日々調整されています。
状態のよくないフルーツは、仕入れた後でも使わないこともあるそう。
まさに「旬の美味しいフルーツが楽しめるデニッシュ」!
完成品として売り場に並ぶのは、すべて厳選されたものなのです。
▼取材に伺った日は、デコポンのデニッシュも並んでいました。
店主のこだわりと美意識がぎゅっとつまったパン屋さん。
休日は、整理券の配布もあるそうなので、絶対食べたい方はホームページのお知らせなどをよく確認してからの来店がおすすめです。
ぜひ、お気に入りのパンを探しに行ってみてください!
<店舗情報>
■TRAIN BLEU(トラン・ブルー)
定休日:火曜日、水曜日※
※2024年6月より、
火曜日・水曜日は「トラン・ブルー ドイツパン部」が始動!
今後の詳細はトランブルーさんのInstagramをチェック!
営業時間:10:00~16:30
住所:岐阜県高山市西之一色町1丁目73-5
WEB:ホームページ/Instagram
駐車場:あり
【飛騨高山・春のパンめぐり】は今回でいったん終了となります。
\ 過去の記事はこちらから /
【飛騨高山・春のパンめぐり①】ブーランジェリー のぼりや
【飛騨高山・春のパンめぐり②】Le Pain Mujo(ル パン ムジョー)
【飛騨高山・春のパンめぐり③】ブーランジェリー パヌーヴ
【飛騨高山・春のパンめぐり④】nonaca bakery(ノナカベーカリー)
ご協力くださったパン屋さん、読んでくださった皆様、ありがとうございました!
【飛騨高山・春のパンめぐり】と銘打って、飛騨高山のパン屋さんを不定期更新でご紹介していきます。
☆関連リンク:【飛騨高山・春のパンめぐり④】nonaca bakery(ノナカベーカリー)
最終回となる今回は、職場の偉い人に「高山でパン屋特集をするなら行くべし!」とおすすめされた「TRAIN BLEU(トラン・ブルー)」さんに伺いました。
トランブルーさんは、高山グリーンホテルから徒歩で約11分の距離。地元でおなじみ、ピュア高山さんの近くにあります。
人気のひみつは生地へのこだわり
週末になると整理券が配られ、行列ができるパン屋さんとしても有名なトランブルーさん。
実は、高山グリーンホテル内の洋食レストラン「グリーンコート」の一部や、ウェディングのお料理で、トランブルーさんのパンを使用させていただいています!
この日、取材に伺ったのはオープン時間の10:00頃。
1日に約2,000個ものパンを焼くこともある厨房では、冷蔵庫から次々にパン生地が取り出され、どんどんパンが成形されていきます。
▼店主の成瀬 正さん。積みあがった生地はどんどんパンの形に!
人気のクロワッサン生地の仕込みは、前日から。
スタッフの方の働き方も考慮しながら、パンの種類によっては、前々日から冷蔵庫で寝かせておくものもあるそう。
実はこれが、生地のおいしさのひみつ。
冷蔵庫で生地を寝かせることによって、生地に含まれる酵素のはたらきをあえて止めるのです。
そうすることによって、パンの甘みや旨味成分がより増し、おいしいパンができます。
▼美しい形にパンを成形する手技の正確さと素早さに驚く。
何層にも折り込んだ生地が美味しいと評判のクロワッサンやデニッシュの人気のひみつは、何よりも生地へのこだわりなんですね。
お客様との交流を大切に
以前は、お客様自らトングでパンを選んでレジでお会計をするスタイルだったトランブルーさん。
コロナ禍をきっかけに、ショーケースからパンを選んでお店の方が取ってくれるスタイルに変わりました。
▼ずらっと並ぶきれいなパン達。見ているだけでも心が躍るショーケースでした。
販売スタイルを変更したことで、衛生面での懸念が減っただけでなく、売り場でのお客様との会話の機会が増えたそう。
パン職人さんが、売り場に立たれることもあるそうで、作り手の方から直接お話が伺える機会は、お買い物する側としてもうれしいですね!
歴史と建物へのこだわり
成瀬さんは、地元で学校給食や購買のパンとしてもおなじみの「なるせパン」も経営されています。
創業は大正元年。当初は八軒町の陣屋裏にあった「なるせパン」。
その工場が手狭となったことから、昭和40年頃に現在の場所に移転。
その後、4代目店主である正さんが、工場横の現在の場所にトランブルーを設立されたのが、今から35年前の平成元年のことです。
▼まるで『世界名作劇場』に出てきそうなおしゃれな外観。
年月を経ても美しく見えるようにと、ヨーロッパをイメージして建てたレンガ風建物は、当時としては目新しく、建物自体の写真を撮りに訪れる人もいたほど。
▼木彫りのため、経年劣化することもあり、現在のもので3代目の看板。
「N」の文字がフランス国旗の色になっている印象的なデザインの看板は、成瀬さん自らデザインしたもの。
一目見て「可愛らしい」「きれい」「美味しそう」と思えるパンが多いトランブルーさんですが、お店の外観や内装、看板デザインにも成瀬さんのセンスが反映されています。
▼ブログ担当が一目で「食べたい…」と思ったのは、3種のチーズバゲット!
こだわりぬいたフルーツを使用!
旬を味わえるデニッシュ
パンの造形においても、大きさや見た目については、心を配っているそう。
小さすぎても大きすぎても、ダメ。ちょうどいい大きさやフォルムにこだわってパンを作っていらっしゃいます。
▼見た目もかわいい季節限定のイチゴのデニッシュ「フレーズ」
要冷蔵のデニッシュは、季節に合わせて種類も産地もさまざまなフルーツを使用。
さらに、収穫時期によって変わるフルーツの味に合わせて、クリームの味も日々調整されています。
状態のよくないフルーツは、仕入れた後でも使わないこともあるそう。
まさに「旬の美味しいフルーツが楽しめるデニッシュ」!
完成品として売り場に並ぶのは、すべて厳選されたものなのです。
▼取材に伺った日は、デコポンのデニッシュも並んでいました。
店主のこだわりと美意識がぎゅっとつまったパン屋さん。
休日は、整理券の配布もあるそうなので、絶対食べたい方はホームページのお知らせなどをよく確認してからの来店がおすすめです。
ぜひ、お気に入りのパンを探しに行ってみてください!
<店舗情報>
■TRAIN BLEU(トラン・ブルー)
定休日:火曜日、水曜日※
※2024年6月より、
火曜日・水曜日は「トラン・ブルー ドイツパン部」が始動!
今後の詳細はトランブルーさんのInstagramをチェック!
営業時間:10:00~16:30
住所:岐阜県高山市西之一色町1丁目73-5
WEB:ホームページ/Instagram
駐車場:あり
【飛騨高山・春のパンめぐり】は今回でいったん終了となります。
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【飛騨高山・春のパンめぐり①】ブーランジェリー のぼりや
【飛騨高山・春のパンめぐり②】Le Pain Mujo(ル パン ムジョー)
【飛騨高山・春のパンめぐり③】ブーランジェリー パヌーヴ
【飛騨高山・春のパンめぐり④】nonaca bakery(ノナカベーカリー)
ご協力くださったパン屋さん、読んでくださった皆様、ありがとうございました!
コメントありがとうございます。確認後、掲載させていただきます。