春を感じながらもまだまだ飛騨の寒さが身に染みるこの頃。
雪国暮らしながら、この寒さを少し恨めしく思う日もあるブログ担当です
今回は、この
飛騨の寒さが生み出す、極上の「寒干し大根」をご紹介します!
飛騨神岡・山之村地区
飛騨地域に「天空の里」や「地図にない村」と呼ばれる地区があるのをご存じでしょうか。
その名も「山之村地区」。
岐阜県東北端、飛騨市神岡町の標高850~1000mの場所にある地区のことです。
高山グリーンホテルからは、車で1時間30分ほどの場所です。
「山之村」というのは、7つの集落の総称で、地名ではなく、「地図にない村」とも呼ばれます。
現在では、4月下旬頃~秋まで運営されている牧場やキャンプ場が人気のレジャースポット。
冬場は大変冷え込む地域としても有名で、昼夜の寒暖差が非常に激しく、厳しい寒さの時にはマイナス20度になることもあるそうです。
冬の寒さが生み出す美味しさ
そんな山之村の冬の寒さでできるのが「寒干し大根」。
12月~2月の寒の時期、昼夜の寒暖差で大根を干すことで、夜間に水分が凍り、昼間に溶けて抜けることで、旨みと甘みが凝縮されます。
凍み、風、太陽のすべての条件がそろうことで味わえる極上の「寒干し大根」となります。
長らく自給自足生活を送ってきたこの地で、保存食として100年以上前から作られてきた「母の味」です。
地元のかかさ(お母さん)たちで結成されたすずしろグループによって、大根の品種選びや作付け、製法の改良などを重ね、この土地で採れた大根を使ってこの土地で作る、「奥飛騨山之村の寒干し大根」が完成したのでした。
日本料理緑亭で味わえます
高山グリーンホテル 緑亭では、和食会席プランにて、山之村の寒干し大根をお出ししております。
旬のおいしいお食事と一緒に味わう、飛騨の味覚。
じゅわっと広がる出汁と大根の甘みと旨みがたまりません。
料理長の手技によって、より美味しい状態でお出ししている「寒干し大根」を、ぜひお楽しみください。
お土産は飛騨物産館で!
さらに、ホテル内のお土産処、飛騨物産館ではお土産やご自宅用としてお楽しみいただける「寒干し大根」をご用意。
特に、現在販売中のものは今シーズン干したての新物!
煮物としてのほか、炒め物やサラダにもおすすめの逸品です。
飛騨物産館では、このほかにも飛騨の美味しいものを取り揃えております。
ぜひ、お立ち寄りください。
■お土産処 飛騨物産館
[場所]1階(高山グリーンホテル)
[営業時間] 7:00~22:00
[TEL]0577-33-5505(飛騨物産館直通)